Gunna、新作『DS4EVER』をリリース。
アメリカのラッパーGunna(ガンナ)が1月7日にニュー・アルバム『DS4EVER』をリリースしている。
このアルバムでGunnaは、Future(フューチャー)、Young Thug(ヤング・サグ)、Chris Brown(クリス・ブラウン)、21 Savage(21サヴェージ)らとフィーチャリングしているという。
当初Gunnaが発表した『DS4EVER』のトラックリストでは、Drake(ドレイク)とのフィーチャリング・ソングが含まれる予定となっていた。
しかしリリースされた『DS4EVER』にはこの曲が入っておらず、一部のファンたちが困惑していたという。
GUNNA WHERE IS P*SSY POWER FT.DRAKE ????????? #DS4EVER pic.twitter.com/ZX6jl32Flw
— UTOPIA 🪐🛸🇨🇮 (@Laflame_World) 2022年1月7日
『DS4EVER』のあとにリリースされた、『DRIP SEASON 4EVER』にはこの曲が入っている。
アルバムについて米音楽メディア『Pitchfork』は以下のように辛口で評している。
「Gunnaのアトランタでのシング・ラップは、外車とデザイナーズ・ウェア(『リアル・ハウスワイフ』のエピソードよりもよく出てくる)が中心だが、これほど退屈なサウンドはない。このアルバムには、昨年リリースされたYoung Thugの『Punk』のような興奮がない。Young Thugは、これまでで最も売れたアルバム『So Much Fun』を踏襲する代わりに、哀愁漂う音響と陰鬱なピアノに音を落としている。『DS4』ではGunnaは何も考えていない。」
一方、米音楽メディア『Stereogum』は、GunnaがYoung Thugの路線からすこし離れて独自の路線を築き上げつつあると評している。
『DS4EVER』は、Gunnaが自分の声で何をすべきかを知っているからこそ、素晴らしいラップ・レコードになった。彼はどのようなビートを選ぶべきか、そしてそのビートと対話するために何ができるかを深く理解している。『Drip Or Drown 2』や『Wunna』といった過去のアルバムでは、Gunnaは彼独自の霞がかったサイケデリアの中にスリップしていた。『DS4EVER』では、そのゾーンにさらに深く入り込み、ぼんやりとしていて尖ったサウンドを作り上げた。
※Gunnaのプロフィール:
ガンナ(Gunna、1993年6月14日 - )はアメリカ合衆国のラッパーである。本名はセルジオ・キッチンズ(Sergio Kitchens)。
2018年の楽曲「Drip Too Hard」が全米4位のヒットを記録し、メインストリームでの知名度を獲得する[1]。2019年にはデビューアルバム『Drip or Drown 2』をリリース。2020年に2作目のアルバム『Wunna』をリリースし全米1位を記録する[2]。
ガンナはジョージア州のカレッジパークで生まれる。フューチャーやキャムロン、アウトキャスト、ヤング・サグを聞いて育つ[3]。2015年12月に亡くなったKeith Troupを通してヤング・サグと出会う[4]。
参考記事: