2月18日リリースの注目アルバムまとめ
低気圧で気を失っていたツナです。
以下、2月18日にリリースされた注目アルバムまとめです。
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- Beach House(ビーチ・ハウス) 『Once Twice Melody』
- Hurray for the Riff Raff(ハレイ・フォー・ザ・リフ・ラフ) 『Life on Earth』
- Metronomy(メトロノミー) 『Small World』
- Big K.R.I.T.(ビッグ・クリット) 『Digital Roses Don’t Die』
- Curren$y & The Alchemist(カレンシー・アンド・ジ・アルケミスト) 『Continuance』
- BROODS(ブルーズ) 『Space Island』
Beach House(ビーチ・ハウス) 『Once Twice Melody』
ボルチモア出身のドリーム・ポップバンド、Beach Houseの通算8枚目のアルバム。
2006年にセルフタイトル・アルバムでデビューして以来進化してきたバンドの最新作は、初期の『Devotion』(2作目)や『Teen Dream』(3作目)と聴き比べてみると、大きな変化が起きていることがわかるという。
きらびやかなシンセ・サウンドの上に、リード・ヴォーカル、ヴィクトリア・ルグランの恍惚感のあるヴォーカルが重なっており、同世代の他のバンドと一線を画す独自のスタイルを築き上げている。
本作はバンド初のセルフ・プロデュース・アルバムで、4つの章に章立てされ分けられているという。3つは既にリリースされており、"Finale"以降のエンディングの5曲だけが新たにリリースされた曲となっている。
Hurray for the Riff Raff(ハレイ・フォー・ザ・リフ・ラフ) 『Life on Earth』
アリンダ・リー・セガーラが率いるフォーク・ロック・プロジェクトの、通算8枚目の新作。
2017年にリリースした『The Navigator』は、サルサ、ポップ、フォーク、パンクといったジャンルをブレンドしながら、ブロンクスに住むセガーラのプエルトリコ人のルーツのストーリーを織り交ぜ、さらにラテン文化に結びついた環境問題や社会問題に注意を喚起している作品で、メディアから高い評価を受けている。
それから5年、Hurray For The Riff Raffは『Life On Earth』で復活を遂げている。『The Navigator』とくらべ歌詞はライトになっているものの、全体として、ゴージャスで魅惑あふれるポップな楽曲が揃っているという。
Metronomy(メトロノミー) 『Small World』
ロンドンを拠点とするエレクトロ・ポップバンドの、通算7作目となるアルバム。
2008年の『Nights Out』、2011年の『The English Riviera』でのブレイクを経て、2019年の冒険的タイトル『Metronomy Forever』に至るまで、Metronomyは20年近く活動していることとなる。バンドは、活動の中で穏やかな進化を続けており、オープニングの"Life And Death"では、静かなビートに乗せ、フロントマンのJoe Mountが「楽しかった/やったこと/仕事を得た/子供を持った/奈落の底で会おう」と歌っている。
Big K.R.I.T.(ビッグ・クリット) 『Digital Roses Don’t Die』
ミシシッピ出身のラッパー、プロデューサーであるBig K.R.I.T.の6作目となる新作。
本作は"So Cool"、"Southside of the Moon"をはじめとする17曲で構成されている。Brandy、Diddy、H.E.R.、Chris Brownらとコラボしているグラミー賞ノミネート・プロデューサー、Camperがプロデュースを担当しおり、"So Cool "を筆頭にファンキーなグルーヴのアプローチになっているという。Big K.R.I.T.はこれまでリリースしている作品を初めてストリーミング・サービスにリリースしており、それに合わせ本作もリリースしている。
ゲストで参加しているのはRolynnéだけで、 "Wet Lashes & Shot Glasses "でコラボしているという。
Curren$y & The Alchemist(カレンシー・アンド・ジ・アルケミスト) 『Continuance』
ニューオーリンズ出身のラッパーCurren$yと、ロサンゼルスを拠点に活動するプロデューサーThe Alchemistのコラボ・アルバム。
彼らのコラボレーション作品は、高く評価されている2011年リリースの『Covert Coup』、Freddie Gibbsも迎えリリースした2018年『Fetti』に次ぐ3作品目である。当初は2021年のリリースを予定していたが、仕上げのため数回延期されたのちの待望のリリースとなっているという。
13曲収録されている本作には、Havoc、Wiz Khalifa、Styles Pなどビッグ・ネームが参加しているほか、Larry June、Boldy James、Babyface Rayらともコラボしている。
BROODS(ブルーズ) 『Space Island』
ニュージーランドの兄妹エレクトロポップ・デュオ、BROODSの通算4作目のアルバム。
このアルバムの陽気なサウンドはビーチでのバケーションを連想させるかもしれないが、その中身はヴォーカルのGeorgiaの最近の離婚、そしてその後ゆっくりと苦労して回復する過程を中心に描かれており、本作の歌詞は彼女の心の痛みと癒しを幅広いストロークで描いているという。
"I Keep "では、長年のコラボレーターであるTove Loがヴォーカルとして参加している。