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3月4日リリースの注目アルバムまとめ

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今週は遅筆となってしまいました。(新しく勉強を始めたら、当然のごとくブログを書く時間が押し出されてしまったので、時間の使い方を考える必要がありそうです。汗)

以下、3月4日にリリースされた注目アルバムまとめです。

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Nilüfer Yanya(ニルファー・ヤンヤ) 『PAINLESS』

ロンドンのSSW、Nilüfer Yanyaのセカンド・アルバム。

マイナー・コードで構成された美しい "Midnight Sun "では、ポストハードコアバンドのSlintやRadioheadのような複雑なサウンドになっているといい、唸るような声で一行一行が語られる"L/R"は、Nirvanaのようなストリップバック・ロックと鼻歌交じりのフルート調シンセが融合している。また、ポスト・パンキーな"Belong With You"は、tATuの"All The Things She Said"の「ポップな90年代初期の雰囲気」にインスパイアされたとNilüfer Yanyaは語っている。

本作は前作『Miss Universe』に比べ陰影のあるサウンドに重点を置かれているといい、アルバムはロンドンとペンザンスの間で、プロデューサーのWilma Archer、Bullion、 Jazzi Bobbi(Nilüfer Yanyaの幼馴染)、Andrew Sarlo(Big Thief、Bon Iverの作品に参加)と共にレコーディングされている。

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Stromae(ストロマエ) 『Multitude』

ベルギー出身のヒップホップアーティスト・シンガーソングライター、Stromaeの3作目のアルバム。自身の精神状態についての質問に答える形で率直なリード・シングル"L'enfer"を披露して復帰を宣言しており、『Multitude』の他の作品も、ハイパーアクティブなユーロポップから脈打つレゲトン、ドリーミーなヒップホップへと変化する、まさにドラマチックな作品に仕上がっている。

オープニング・トラック"Invaincu"は、1995年の映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』に登場するブルガリアの合唱団をサンプリングしている。"C'est Que Du Bonheur "では、ラテンアメリカのエレクトロニック・クンビアからインスピレーションを受けているといい(「正直、レゲトンのグルーヴにはちょっと飽きた」と笑っている)、その他、アンデスの弦楽器チャランゴや中国の二胡の音色も収録されているという。

Stromaeは、結婚や子供の誕生などを理由として音楽活動から遠ざかっており、本作は9年ぶりのアルバムとなる。過去にはKanye West、Lorde、Haim、Coldplayの楽曲に参加しており、また活動休止中も弟と一緒にDua LipaやBillie Eilishのミュージックビデオの制作に携わっている。

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Kojey Radical(コージェイ・ラディカル) 『Reason to Smile』

ロンドンのアーティスト、Kojey Radicalのファースト・アルバム。

2014年から4枚EPをリリースしているが、本作が初のフル・アルバムとなっている。これまで以上に音楽的に解放されているように感じられるといい、ジャンルに縛られることなく、ゴスペル、パーティー・ラップ、R&Bの要素を取り入れて自由なラップを披露しているという。

このアルバムでは、ウィットに富んだ言葉遊び、レイド・バックな詩、フローにのせて、重く知的なテーマが並んでいるという。たとえば"Nappy"では、黒人のアイデンティティについて巧みに考えを巡らせており、また"Pressure"は、Kojey Radicalの母親がガーナから移住してきたことに感謝していることをつぶやいたもので、アフロビートのドリーミーなカデンツにCashhのメロディックなフローがのっている"Born"も同じようなストーリーで裏付けている。
また本作にはほかにも、グライム界のレジェンドWretch 32、R&B界の重鎮Shakka、サックス奏者のMasego、ロンドンのラッパーKnucks、R&B SSWのKelisR&BシンガーのShaé Universe、ロンドンのSSWであるEgo Ella May、カリフォルニア州出身のラッパーRexx Life Raj、ロンドンのラッパーLex Amor、ロンドンのSSWであるTiana Major9ら、多数のアーティストが参加している。

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CMAT(シーマット) 『If My Wife New I’d Be Dead』

アイルランド出身のカントリー・ポップ SSW、CMATのデビュー・アルバム。
ナッシュビルへの逃避行への賛歌で始まり、アコースティックなストリングスが絡む"I'd Want U"で締めくくられるが、その間には、きらめくポップ("No More Virgos")、USインディー・サウンド("Every Bottle (Is My Boyfriend)")など多くの要素が盛り込まれており、より均整のとれたモダンなテイストに感じられるという。
CMATがカントリーというジャンルに魅了されながらも、それに縛られることのないアーティストであることを示しながらうまくまとめあげた作品になっているという。

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さいごに
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